一期一会。

そのときどきの衝動をパッケージング

イブステを1stこじらせオタクが観劇してきたよ。


いってきました。
2.5次元ダンスライブ「ALIVESTAGE」Episode 1
Let us go singing as far as we go:
the road will be less tedious.
- 歌いながら歩こうよ -
通称「イブステ」。
感じるものがたくさんあったので、ディレイが配信される前に備忘録として残しておこうと思います。

 

※ネタバレしかないよ!
※時系列だいぶぐちゃぐちゃだよ!
※ステの感想よりもキャラの解釈が比率高いよ!

※愚痴もあります。申し訳ないです。

 


前置きをすると、私はGrowth及び後続ユニットは落ちるまではそこそこゆるやかな速度ではあるものの、企画始動から追っかけていて、その上、1st信者です。
りりか先生の脚本が、キャラクターたちの解釈や描写が大好きで、ここ数年のふじわらさん脚本やアニメ以降、公式ツイッター等での記号化(一部を誇張表現)(特に桜庭くん)されたキャラクターたちとそれに対する一定層のファンの反応がしぬほど不快で不愉快で解釈違いで地雷だった1stこじらせオタクが、イブステで報われてしまった話です。

 

私が観に行ったのは唯一、5月16日のソワレ公演。
なんと実は(?)、この日は私自身の誕生日でして。公式から公演期間の告知があったときから絶対にこの日は行こうと思ってて。自分の誕生日プレゼントにって。
正直、最推しのユニットが2.5次元化することだったり、ドラマCDでやらない話を、知らない設定を限られた人数の人しか見られない(人を選ぶ)舞台という媒体で展開することだったり、ファンの生の反応がある舞台だからこそ地雷踏み抜かれたりしないかなという恐怖心とか不安とか多少の憤りがあったので、誕生日プレゼントになるといいな、そう思えるものが待ってたらいいな、っていう自分に対する鼓舞でもあって。

 




 

 


 

 

あんまり2.5舞台って観劇することがないんですけど、ツキプロの舞台についてはツキステ。が始まった当初の上記の一連ツイートのおかげで信用だけはあって。だけど、やっぱり一番の思い入れとガッチガチに固まった解釈があるユニットがってなると話が違う。
時間的な問題でちょっと早上がりさせてもらった職場では意気揚々と社長に「誕生日なのでおめでとうって言ってください!」ってアピールからのお祝いしてもらってから会場へ向かったものの、ずっと腹痛と吐き気があったりして。
そしたらですよ、まんまと裏切られました。良い意味で。めちゃくちゃ誕生日プレゼントだった。
誕生日にあんな素敵な物語を、舞台を、エンターテイメントを見ることができて幸せものだなって心底思えました。私が愛してきてきた彼らを3次元に存在させようと尽力してくれた俳優の皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

何から話してくか迷うな。
一人一人に対して感情が爆発している。

 

とりあえず個々に焦点を当てていきたいと思います。

 

 

【 藤村衛 】
ずっとずっと、だいすきで、大切で、いつまでもしあわせでいてほしいと願っている特別な人、なんですよ。衛さんを知ってからこっち、ずっと衛さんが心の真ん中にいるような感覚で。
いわゆるガチ恋とかでは決してなくて、こう、強いて言うなら愛なんですけど。いや、うん、それはそれで重い。自覚はある。
理想とか、願望とか、こうであってほしい、こうあるはず、っていうガッチガチに固められた藤村衛像があって、公式ツイートに対してもそれどうなの?って思ってしまう我ながら厄介なおたくで。
それは1stシーズンのドラマCDで培われた彼らの人間性や関係性に触れてきたことが根底にあるからで、それはGrowthだけじゃなくSOARAのみんなもそうなんだけど。
そんな感じで、少しでも解釈違いだと思うところがあったらやだなーーーー、むしろそんなことを感じてしまう自分が嫌だな、って幕が上がる前(垂れ幕はなかったけど、舞台上の藤棚を見ながら)いろんな意味でドキドキしてた。

そしたらですよ。
まず、キッチンでユニット名について話す昂輝と衛のシーンで細身のシャツとパンツ?かな?を着てた衛さんがちょっと不安になるくらい細くて。
「うわっ、わかる!」と興奮しつつ、そりゃ私服いっつもダボついたものになるよな、って納得して、岩佐さん自身の細さにも慄いて。
あとトレブロで短すぎない?って不満に思ってた髪の長さもしっくりする長さになってて。
え、えーー、すき、となるちょろいオタク、私。
なによりも信頼できる、これは藤村衛だ、って思ったのは次の音楽番組のシーンで、司会のショーンさんに呼ばれて登場したGrowthメンバーの中で一人だけ(推し定点してたから違ってたら誠に申し訳ない)ショーンさんに対してお辞儀をしていたところと、ZIXの登場時にわーって拍手してたのとか、話してる人の顔を見るために顔ごと視線を動かしてるところ。序盤のこれがあったからそれ以降を安心して見れたなと。
三人と比べてテレビ慣れ、業界慣れしてなくて、カメラ写りのこととかまだ考えきれてなくてただ目の前にいる人に対してまっすぐに、言ってしまうと馬鹿正直に、礼儀正しく接してしまうところ、そういうところだよ〜〜って。
ショーンさんに初々しくてかわいい!持って帰って私が育てる!みたいなこと言われて攫われかけるのもわかりみが深かったです、取り戻すのが剣介くんなのも含めて(笑)。
一挙手一投足がふじむらまもる!で、一気にストンときました。
パキラの舞も可視化されましたね。あれは奇行…(笑)

 

 

【 藤村衛と飯島さん 】
飯島さん自身も、ふたりの関係もだいすきでした。
交通事故にあって両親を一度に亡くしてしまった大変な時期(でもきっと当時の衛くんは現実味がなくて理解が追いつけてなかった頃)に飯島さんがいてくれて良かったと心の底から安心した。
交通課の刑事さんの管轄がどこまでかいまいち知らないんだけど、事故後の遺族への定期的なフォローもたぶん管轄内だとは思いつつ、それでも衛くんは最初に担当した事件の関係者でもあり、思い入れつよかったんだろうな……。
その後、どれくらい交通課で事件を担当したのかもわからないけど、生活安全課に異動したことに衛さんのことも関係してるのかなぁなんて思ったり。知らんけど。
「歌いながら生きる」も、飯島さんから貰った言葉だったんだなあって。
ステ見る前、なんでか衛さんの血縁関係者さんとお守りの言葉をもらった相手が同一人物だと思ってたので、あれ!?そうなんだ!?ってビックリしたりして。見終わった今はそれぞれ違っててよかったと思ったわけですが。
直接、そういう言葉があるんだ、って伝え聴かせるんじゃなくて、飯島さんが読んでた本に挟まれてた栞にあった英文に衛くんが興味を示してそれを飯島さんが教えて、っていう流れがとてもしっくりきた……。
飯島さんの意訳が含まれた言葉だったからこそ、衛くんの心に強く響いてお守りになったんだろうなぁ。あの栞、結局衛くんがもらったりしたんだろうか。そこまでは描写なかったよね? 奧さんから貰ったものだからさすがに渡さないか?
あと、なんだっけ、なんで本読むのが好きなの? 本を読まなくても刑事さんなんだから毎日いろんな事が起きておもしろいんじゃないの?っていう衛くんの質問に対しての、確かにそうかもしれないけど自分が呼ばれるのは悲しいことが起きたあとばかりだからできることは何もないし、当事者のことを思うとおもしろがっていられないって言葉が〜〜〜すき〜〜〜〜信頼しかない〜〜〜衛くんの近くにいた大人のひとがあなたでよかった〜〜〜〜!!!!
ラストのすべてが解決した後のシーンで飯島さんが「俺たちはいつも何かが起こってから、終わってからしか助けになれないな」って自嘲したのも含めて、衛さんが「飯島さんは絆創膏みたいな存在。怪我をしても、そこをそっとやさしく包んでくれる。俺は何度も救われました。昔も、今回も。」ってアンサーを出したのもあわせてパーーーーーフェクトコミュニケーションで感動した。回収がうまい。やさしさに溢れている。

お守りに、宝物にしていた言葉がいまは衛さんの「人生」になった、最後のシーンのこのセリフが本当に好き。(挟むタイミングを失った本題)

読書好きで、本を開いたら違う世界を冒険できる楽しさを知ってる飯島さんが、あのあとGrowthのことを調べて衛さんのアーティスト写真を見て「大人になったな……」ってしみじみして試聴動画を見て歌の世界観に圧倒されて、翌日内心どきどきそわそわしながらCDショップに足を運んで発売されてるGrowthのCDを全部買って、音楽を聴きながら新しい世界を旅して、衛さんのつくる世界に触れて感極まって涙してしまうのかな、なんてことまで考えて終演後の帰りの電車で泣いた。
今回のステで私が泣いたの、演劇パートのラストでone day…を登場したキャスト全員で歌い踊ってたシーンで、飯島さんが感極まって瞳に涙を溜めた表情をした姿を目にした瞬間なんですよね。
それまでも感動してはいたんだけど涙腺にくるまででそういう意味では涙は流してはいなくて、けどあの飯島さんを見たときにボロッて。
共感の気持ちが大きかったの。たぶん。私が藤村衛という人に対して抱えてる思いと同じものを飯島さんは持ってるんだな、そういうひとが衛さんのことを守ってきてくれてたんだなっていう安心なのか感謝なのか、もう、ぐしゃぐしゃでした。感情が。
生身の人間でしか表現できない、こういう繊細な感情の機微が伝わる舞台だからこその感動だな、っていう気持ちもあって。
イブステ Ep.1の一番の収穫は飯島さんを知れたこと、会えたことです。
メモリアルボックス?やったことなくて仕様が未だにわからないんだけど、将来イブステでもやって、飯島さんが写ってるブロマイドがあれば間違いなく手元にお迎えするだろうと思います。頼むぞ公式。

あ! あと尾形くん!
THE今どきの若者、一般人という立ち位置で逆に新鮮でよかったな。最初はおしごとかったるい〜風だったのが、最後は熱血刑事が板について、犯人を追い詰めてたのカッコよかったよ!
衛さんとの初対面時、尾形くんに「どこかで見たことが……」って言われた衛さんの表情がわっかりやすくパッと明るくなって「おっ!? しってます!?」ってどやどやしてたのがはちゃめちゃにかわいかったです。
それと尾形くんの第一声、めちゃくちゃCVずんたてらしまじゃなかったです?
え? 衛さん出てくるの? 飯島さん誰? って最初凄い混乱した……。

困ってる人の心に寄り添える熱血漢でやさしい刑事さんになってね。

 


【 藤村衛とパン屋の2人 】

まとめてゴメンよと思いつつ……(笑)
切羽詰まって嘘をついてしまったとはいえ、ずっと心苦しく申し訳なく感じていて、最後はちゃんと自分で頭を下げて謝れた、素直なふたりだと思います。
つくづくやさしい人しかいない世界だったな……衛さん、自分で言ってたけど人とのご縁は本当に恵まれてるんだろうなって思えた……

 

長岡くんとの会話で間接的に中学生時代の衛さんも知れてしまったね。
キラキラしててクラスの中心にいるような長岡くんを自分とは別世界の人だって思ってたって、裏を返せば衛くんは当時それを離れた場所から、もしかしたら羨望の眼差しで見ていたかもしれなくて。
それでもそんな長岡くんに当時から一目置かれてたっぽかったこととか、イジメられたりしなかったのは、衛さんの培われた処世術の成せる技なんだろうなあって。
子どもの頃から一人でも大丈夫なように、悲しくないように、心配されないように、周りから浮かないように考えて考えて心の整理をして他人との距離感や接し方を身に付けて、それが当たり前になるように頑張ってきたんだろうなと、1st1巻での対昂輝くんとのやり取りを聴いてから考えてきてたから、それが裏打ちされたみたいで鳥肌が立った……いやほんと衛さん……


ドラマCDに小学校時代の同級生(であり初恋の相手)、舞台で事故当時から高校卒業までを知る刑事さん、中学校時代の同級生、アニメでサラリーマン時代の先輩って、これまで綺麗に区切りのある時代の衛さんを知ってる人たちが出てきたんだなぁと感慨深くもあり。あとは高校時代同級生ですね(?)(下手な掘り下げは嫌だけど)。
舞台では触れられなかったけど、衛さんの高校時代のバイト先はパン屋さんなんだよね。その辺の話あるのかな〜、ってパン屋さんの単語が出てからそわそわしてたんだけど肩透かしを食らった(笑)。

あ、出典はツキプロインフォ特別号2017年版です。(そういえば今年春に発行予定って言ってた2018年版はどうなったんでしょうね??? そういうところだぞ公式。)

 

門脇さんも良い人だったねぇ。

私もパン好きな人に悪い人はいないと思っている人種なんですけど(?)、門脇さんって自分からは一度も嘘ついてないんですよね。確か、だけど。

嘘についてはぜんぶ長岡くんが話してた、ような。

それで、衛さんの何度目かの来店の時に「長岡とは前の職場で出会ったんだ。パンを作ると知られて、誘われた。」って話すんですよ。

最初に長岡くんが衛さんに話してた「門脇さんは藤村の遠い親戚で、地元で藤村のことを探してたから俺が連れてきた。」と矛盾した、本当のことを。

衛さん、最初から嘘だと、親戚なんていないから今更出てくるわけがない、って解っていながらお金を貸すことを厭わなかったわけだけど、門脇さんが語る、上記の言葉で始まった話の中で長岡くんが改めて大好きなパンのことやお店にかける夢を語ったこのシーンがあって、改めてお金を貸すことを決意したんじゃないかなぁ、と。順序が前後してるかもしれないけど。

どっちにしても、お金を貸すことを躊躇わなかったのはお金に対する執着が薄かったことも理由の一つだろうけど、衛さん自身が過去に昂輝から音楽を提供する代わりに、って生活費を負担?援助?してもらったのも大きいんだろうなと。それこそ投資として。(疑ってなかったけどすでに借金返済終わってたと知れて安心した)

 

パン屋さんについての事態解決方法は、「Growthがテレビかラジオか雑誌かなんかで話題にあげてファンが通って商売繁盛するんじゃなかろうか?」と序盤あたりから考えたので、全然違って安堵半分、なーんだ半分でした(笑)。

でもこのルートは近からず遠からずあるんじゃないかな、意図してないところでポロっと最近よく行くパン屋さんがあって〜って話しちゃったりしそう。私も通いたい。

兎にも角にも、長岡くんも門脇さんも、ずっと好きなことをしながら生きていられたら私も衛さんもGrowthのみんなも嬉しいから、がんばれ!

 


【 桜庭涼太 】

私のだいすきな、ずっと待ち焦がれていた桜庭涼太がそこにいました。脚本も、三谷さんも本当にありがとう。
私は、1st1巻で歌唱メンバーとして衛さんをGrowthに誘った涼太くんが、1st4巻で衛さんとの面談時に音楽の世界とそれを表現することが好きなんだと伝えた涼太くんが、そして衛さんの繊細な部分に触れそうになったときに踏み込んでしまって大丈夫かと確認する優しさを見せた涼太くんが、素直に柔軟になれない自分がもどかしくて剣介と衛に密かに憧れてると言った涼太くんが、甘き風のプリムラを幸せそうに歌う涼太くんが、RE:START vol.3のジャケットイラストでGrowthの先頭に立って旅路を突き進まんとする涼太くんのことがだいすきで。理想で。ずっとここが涼太くんの芯の部分だと思ってて。
甘き風のプリムラ』の歌詞、「♪一人じゃないよって君は夢(ふね)をくれたんだ」は、衛さんは涼太くんからGrowthという舟を、涼太くんは衛さんから音楽という夢をそれぞれ貰ったんだという解釈が私の根底にあって。
Growth藤村衛の一番の理解者で、彼の紡ぐ世界を誰よりも愛している一番のファンだと思ってたんですよ。ずっと。
けど、ここ数年の無駄に当たりが強いところや本人的には軽口のつもりかもしれないし受け止める側もそれを理解してるだろうけれど、外野から見たら悪口でしかないし周りの優しさに胡座をかいて甘えてるように見えてしまう彼と、免罪符のように"素直じゃない涼太くん"、と繰り返すばかりの公式のこと、そしてそれを持て囃し同調する一部のおたくが心の底から不快で。
いや……まあ、とあるシーンで地雷は踏み抜かれたんですけど……

 

それは一旦置いておくとして、ほんとに、理想の涼太くんがそこにいました。優しくて、愛に溢れてた。
ちゃんと、昂輝くんだけじゃなく、剣介くんにも衛さんにも愛情が向けられてた。(こんなこと思えてしまうようなこれまでがなんなんだと複雑には感じつつ笑)


芸能界に入ってから突然連絡を取ってくる、過去に交流があると自称してくる人間を好意的に受け止めた衛さんについての、
「芸能人になって顔や名前が知られてくると、色んな物や人が寄ってくる。それがすべて善意でできているわけじゃない。俺たちはジュニア時代から芸能界に身を置いているからこういう悪意に触れることには慣れてるけど、衛はそうじゃない。これからもずっと慣れてほしくない。」
「(どこか浮世離れしているところを)自覚しなくていいし、後ろめたく思わなくていい。そのままの優しい昂輝と衛でいてほしい。」
この言葉が本当に、嬉しかった。積年の色々が報われた気がした。

自分はそういうのをすぐ疑ってかかっちゃうし、素直に受け取ることができない嫌なやつだけど、それでもそんな俺だからこそ昂輝や衛のために戦える、護れる、って自嘲と好戦的なところも含めて、桜庭涼太の泥臭さ、人間らしさを感じられて最高でした。いやー、よかった。ジュニア組会議のシーンほんっとすき。

 

あと個人的にツボだったの、ぽっと出の血縁者を信じられるなら剣介が言う「まだいける!」も信じられる、発言。

剣介くんの大丈夫、を信じてない(すぐなんでもない顔して無理すると思ってる)の、長年の信頼の為せる技だな……って。

桜庭くん的に、剣介くんとの信頼関係って背中を預けあってる感じなのかな〜って改めて思うなどした。そこにいるとわかるだけで得られる安心感、信頼。それ以上はとりあえず求めてない感じ。

 

(地雷も一応書き残しとこう…… リモコン機能を現実でも使えるようになって、言葉責めしてくる八重桜を一時停止させた隙に逃げた藤村衛さん(???)に対する涼太くんの「一時停止できるなら人生巻き戻したら?」のセリフと、それに馬鹿みたいに歓声が上がってたこと…… あれマジでなんなの……?)

 

桜庭くん、もとい三谷さんに対してはなによりもカテコの挨拶が大きかった。最初はせっかくなら推しの演者さんの話聞きたかったな〜と思ってしまったんだけど、今となってはこの回にこれて本当に良かった。お誕生日様マジで運がいい。(劇中の占いではアンラッキーさんだったけど笑)


「今回は凄く、絆?を感じた公演でした。衛の過去が、俺自身と重なる部分が多いんですけど……。今までは衛の過去は衛が一番、自分自身で抱えて、これまで歩いてきたけど、今は衛が抱えきれなくなったときは他の3人が寄り添って一緒に抱き締めてあげられる」
って話してて。これがもう、ほんとに、衛さんと桜庭くん(ジュニア組)の関係を的確に表してくれたって感激して。嬉しくて。
三谷さん、途中で泣きそうになって「やべえな」「涼太くんは絶対にステージ上では涙を流さない子だと思うから、俺も絶対に泣かないって決めてたのに」って言ってたら塩澤さんにハグされて、石川さん岩佐さんも便乗して2人を包むように寄り添って、抱き締めて。
三谷さんの言った言葉をはやくも体現した……ってその光景の美しさに心が揺さぶられて、当の三谷さんは余計に「やべえな(震え声)」って大変なことになってて。
それが全部桜庭くんらしくて、Growthらしくて最高だった。ありがとう三谷さん〜〜〜。

 


【 衛藤昂輝くん 】


「地に足のついた天然」って感じでとても好感度が高かったです!!!!
涼太くんも惚れ惚れしてたけど、現実的で厳しい視点も考え方もちゃんと持ってる子なんだよね。それが嬉しかったな。最近は変にぽやぽやしてる面押し出されてたから……。
自分の審美眼には絶対の自信があって身も心も美しくて気高くて打算的な部分もあるっていう、1stシーズンで見た衛藤昂輝だ、って安堵を覚えました。
あと、芸能活動でのお給料のことを「ファンから貰ったあたたかい気持ちや応援の結晶、証」だと称して、下手な人の手にそんな大事なお金は渡って欲しくないって衛さんを諭すところも、これを昂輝が言うのかーって目から鱗しつつ、応援してる人がそんなこと考えくれてるなんてファン冥利に尽きる……。

 

ZIXの2人とも友好的な関係を築けてて安心しました。
どちらかというと私は天才よりも凡才が好きなタイプなので(伝わるだろうか、例に挙げるとキセキの世代よりも相棒組が好き)、ZIXがココパズに出てきた頃からZIXの方に感情移入できてしまって好感しかなかったので、ライバル関係は残しつつもそれなりに仲良くなれてる今が嬉しいです。
目指すは剣介&衛がゲスト出演するZIXのCD第2弾。
ダンスライブも良かった……BMLがだいすきだから踊り付きで聴けて楽しかった〜〜…… 腰を揺らす振り付けにテンション上がったんだけど前の人の頭とかでよく見えなかったのでディレイとか円盤で補正できたらいいな。ダンサーさんのお衣装の裾が翻るところもよく見えなかったのが心残り。

 

それにしても、某大手銀行の頭取の御子息設定がここにして活きてくるとは思わないじゃん!? 報われてよかったな設定!!!! っていう若干ずれた感動をするなどした。埋没してなくてよかった。

 


【 八重樫剣介くん 】
Growthのバランサーであり、潤滑油であり、クッション材であり、ピーターパン(これはプラネタリア解釈の着地点)である剣介くん。
ほんとのほんとに、剣介くんがGrowthにいてくれてよかったなっておもいました。
なんだろうな、剣介くんの優しさって誰に対しても手を引いて膝をついて視線を合わせてくれるような、それでいて見たことのない楽しい場所に連れていってくれるような、そんな形で。
プラネタリアに「糸」「橋」「虹」「出会い」「つなぎ合わせよう」って、人と人、物と物を繋ぐ単語が散りばめられてて、名前を呼ばれたらすぐに飛んできてくれて、窓を開け放ってキラキラした夜空へ連れて行ってくれる。
歌の中の世界の話だけど、現実でも剣介くんはそれを実行していて。それを私はピーターパンと称しているんですけど。
どんな人でも、その立場や性質、地位(同じでは?)を取っ払って、ただ一人の個人として見てくれて、友達!って接することができるのって稀有な才能だよ。
孤高の王子とか、リーダーとか、ライバルとか、Growthのメンバーとか、作曲家とか、一人だけ年が離れてるとか、そういうの関係なしにフラットに見てくれるの、誰だって嬉しいと思うんだよ。憎めないし、絆される。そういうところ好き〜〜!っていつも思います。
昂輝くん涼太くんの言い淀んでる気持ちをさらっと言葉にしたり、甘やかしたり甘えたり、俺は怒ってるけどって最初に言えたり、一番に行動できる度胸の強さやフットワークの軽さだったりが、今回のお話でも遺憾無く発揮されてて嬉しかったな。


他のインパクトが強くて昂輝と剣介くんへの感想が薄い!ディレイで記憶を取り戻そうと思います!

 

 

【 ダンスライブ 】

音楽番組のシーンも含めて記憶のあるところだけでも認めるよ!

 

・魔法のキズナ

イントロで わーーーっ!てなる曲。

アニメのOP映像だったり円盤の特典映像振り付け動画、サマカニのバックダンサーさんたちで何度か見てはいたけど、キャラクターのビジュアルを再現した生身の人間が踊るのはまた別のおいしさがあるな!って再確認した。

最初に引用したツイートにあるように、踊りのクセとかもちゃんとキャラごとに考えて指導してくれるから、その違いを見れるのも有り難かったな。つってだいたい推し定点してたからあんまり衛さん以外のこと見れてないんですけど。ディレイで確かめます。

それでその衛さんは、比較的に大ぶりな動きだったなー、と。経験値も浅いからしっくりきたし、衣装も重たそうだしなって納得でした。

2部後半ではもっとダンス上手く感じられたような記憶があるので、最初の曲だからまだブースト掛かってないのもそれっぽいなと思いつつ。

日を追うごとに全体の精度が上がってたらしいので、ディレイで成長した姿を見れるのが楽しみだーー。

 

・ネビュラ

にきょくめこれなんだ!?!?とひたすら動揺でした。あ、ここで初めてやるんだ、というもの哀しさも含め。

思えば、ZIXが初登場したドラマCDで誠が聴いてたのもネビュラだったから、そこも関係してるのかな?なんて。

「木漏れ日のベール」で花嫁さんの顔にかかったベールを外す振り付けはちょっとわらってしまった………

 

・プラネタリア

ダンサーさんたちと一緒にやる振り付けが多くて八重樫剣介〜〜〜!だった。

望遠鏡を抱えて客席を見渡す動きはALPとかでも見た動きで、そこは変わらないんだなあ、助けを求めるだれかを探す剣介くんはブレないんだなって。

サビ前のポーズもかわいかったねえ。

「つなぎ合わせよう ハーモニー」で指揮する振り付けあったのも音楽大好きGrowthを感じて嬉しかった。涼太くんも3拍子のところかな、で指揮振ってたよね。

 

甘き風のプリムラ

ただひたすらにダンスが綺麗だった……

バレエ経験者でもある涼太くんのソロパートで、曲のイメージとしてもピッタリなバレエダンス。

四連ピルエットや段差を飛び越えてのバレエジャンプ、そして歌声に熱量が込められるにつれて感情的になっていく鮮烈なまでの踊り、圧倒されました。

聞けば三谷さんは元々バレエは畑違いだったそうじゃないですか……でも、涼太くんのために練習してくれて、魅せてくれて。感謝しかない。

 

・リーラの調べ

過去最高に愛を重く感じた、と思った記憶があるだけで視覚的な記憶が驚くくらいにない。ごめん。ディレイでry

 

・リレイズ -Reraise-

リレイズ冒頭の、昂輝と衛のやりとりは覚えてるから我ながらほんとこいつは、の気持ち。

リーラの「♪さあ 羽ばたいて私の元で夢を奏でて」からの「♪夢はここから始まる」の流れはもう何回も(舞台除いて8回)やってはいるけど、改めてこの流れやばいなって。衛藤昂輝の藤村衛に対する感情が強過ぎる……。

「♪重ね合わせた希望の歌」でこれまではダンサーさんと4人でGrowthを模して手を重ね合わせてたのが、ここでは昂輝と衛の2人だけで重ねてたの色々通り越して笑いが出てしまった。

あと「♪君が僕に居場所をくれたから」で、衛が昂輝の方を見て君のことだよ、って強く頷いて、昂輝がそれを受け止めてステージ上から去っていくのもいっそ清々しかったな……(笑)。

そろそろ違うセトリも見てみたいな、と思いつつ、流れ完成されてるのはわかるし毎回演出が変わるからおもしろくもあるんだけど。(私の中では変わらずツキプロ文化祭の日曜日夜公演が不動の一位です。)

ダンサーさん、結局いたんだっけ。忘れてしまった。ALPのときは初めて聴く歌詞に号泣しながらも覚えてたのにな。

そこは追い追い補完するとして、CD音源ながらもその歌声に込められた強い感情にも引けを取らない、違和感のない、岩佐さんの表情と動きが印象的でした。

MVのあまりにもな口パクを見て歌ってなさすぎるでしょと醒めるタイプの人間なので、自分で声を出さないのに、自分の歌じゃないのに、たぶん歌のお仕事もこれまでそんなになかっただろうに、あそこまで歌声を感じられる表現ができるのはすごいなって思った。有り難い。

 

・ルクレシア

これも記憶が薄い!

2番の名前込み歌詞での振り付けが印象的だった!剣介くんが剣を携えたところは日替わりコーナーで桜庭さんによく似た誰かのこと思い出しちゃったけど!

「♪貴方の意志を守れば」で胸に手を当てる衛さんもいたね!あとサビで、びゃって一斉にジャンプするところがすき!

爆音で聴くのが楽しい曲だから最後のところとか物凄いテンション上がった記憶があるぞ。


・パラレルリネージュ
客降り曲がこの曲だったのは、「今 時空を超えて(2次元から3次元へ、ステージ上から客席へ) 僕らは出逢うよ(ファンの前に現れるよ)」という意味が込められてるのかなって感じられて! 選曲がうまい!
ZIXがアニメに出てきた回で、同じステージに立ったときに歌った曲だからっていうのもあるのかな。先述のネビュラと同様に。
Growthの4人が客席を回ってる間にZIXと他の演者さんたちがステージ上で踊ってたのも感慨深かった。
塩澤昂輝くんが最善辺りのお客さんにウインクか投げキッスかをしてノックアウトさせてた記憶はたぶんここのものです。

 

 

・one day…

気持ち番外編的なやつ。曲自体の感想もあるけど、お芝居パートの最後を彩る曲だったので色々な想いが溢れたのもあってここにまとめます。

最後のシーン、オルゴールアレンジやインストのみ、歌入りで流れていたところから、4人で歌い始めてラスサビに掛けて全キャストが登壇して一緒に歌う演出がほんとに素敵だった……

ここまでで、

Growthのリーダーは昂輝だから前に進むときは昂輝を先頭にするんだろうな」

「衛さんは優しいみんなのお兄さんで、最年長で、新しい音楽の世界への扉を開いて導いてくれる人だな」

「剣介くんは誰よりもフットワークが軽くて行動力があって、みんなが躊躇うことも笑って一歩踏み出してくれる」

Growthの旅路で先頭に立って突き進む強さと気高さを持ってるのは桜庭涼太くん……」

という矛盾しながらもそれぞれには確信を持った思いを抱えてたんですよ、私。

そしたらone day…の2番の歌詞って、

「♪それぞれの歩幅は違うけれど 気が付けば同じになっていたね」

じゃないですか。

もう、ね、涙腺がしんだよね。

みんな、先頭に立ってるんですよ。隣に立って。

己の解釈に対するアンサーを即レスで貰えることの感動が大きすぎてやっばかった。そしてこの後に待ち受ける飯島さんの涙。しんだ。

全体の歌詞も、アニメ放映時は衛さんに偏ったイメージがどうしてもあったんだけど、Growthや登場人物みんなに言えることだなぁっていうのも改めて感じました。

大人になりきれないところはあるけれど、それでも相手を守りたくて、足りないところは補い合える、一人では悩んでしまうこともみんなとなら未来を選べる、って。お芝居パートの集大成ここにあり、って感じでまた一つone day…を好きな理由が増えた。

オルゴールアレンジの音源売って欲しいな!!

one day…だけじゃなくサントラCD売って欲しいぞ!!!!

作曲家藤村衛のオタクなので、こういうアレンジver.は衛さん自ら編曲を考えてるんだろうと捉えてにやにやするのだ……それ抜きにしても聴きたい……

 

ダンスパートで他にもおもしろかったのは衣装弾け飛び事件でしたね。

あのあとお衣装どうにかなったのかな、いやどうにかなってるとは思うんですけど……(笑)

パーツが外れてステージ上に散らばって、ダンサーさんたちがGrowthの4人がMCしてる中でも構わず出てきてパーツを拾い始めて、挙げ句の果てには掃除機まで出してきたのはほんとに笑ったwww

ダンサーさんたち自身がおもしろくなっちゃって手や肩を叩き合いながら笑ってたのに座組みの雰囲気の良さも感じ取れて微笑ましかった。

 

 

うん。語り尽くした感がある。ので、ここらで切り上げます。

あっ日替わりコーナーのこと話してないな!?

衛さんが日替わり担当でツキステ。でいう駆さんポジションなのがわかりみ深かったです。つよくいきてほしい。無理しない程度に。

出ずっぱりになってたから。ほんとに。岩佐さんはお疲れさまでしたありがとう。

 

私はツキステ。齧ってはいたけど日替わりコーナーのオリジナルキャラクターとそれに対する周りのファンとの温度差で現場行くのが億劫になってしまった過去があるので、今のところその辺りの障害(特に推し)は少なくて助かっている……。心広くありたいものです。

 

日替わりとかMCとかカテコとか、当然拾いきれてない部分が多いのでこれから少しずつでも触れていけたら嬉しいな。

あくまで舞台というのはツキプロキャラクターを表現する上での媒体の一つに過ぎない、っていう認識はいまだに強いけど、その舞台という媒体でこんなにも素敵なものが観れたこと、感じたものの多さと大きさ、そしてなにより舞台の良さを再確認することができたので、ドラマCDでやれ!はこれまで同様心の底では思い続けているだろうけど、今後のイブステの展開は俄然楽しみに思える自分がいることがなにより嬉しいです。

Growthがやっぱり大好きです。

観れてよかった。

1stこじらせオタクがここまで言ってるんだからGrowthを好きなひとは舞台だからと気を引かずに安心して観てほしいな、という傲慢な願いを持ちつつ(退っ引きならない事情があるのは痛いほどわかるからご無理はなさらず!)ディレイ配信を心待ちに、あと数時間を過ごしたいと思います。

 

では、長々とありがとうございました。